MDR-XB41EX

音質
 低音より。低域はかなり量が多い。特に所謂重低音がしっかり出る。やや柔らかくぼやけた質。しっかりした厚みや量感があるため、かなり存在感がある。重心はやや低め。中域はやや低域の量に負ける感じ。質的には落ち着いていて聴きやすい。高域は若干少なめ。どちらかと言うと線が太くやや地味。
 分解能は価格なり。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろ最低限はある。音場感は広さ・明確さともに普通。近くで音を鳴らす感じで頭内定位が気になりやすい。原音忠実性はそれなり。低域の量が多すぎる点を除けばあまり違和感がない。原音の粗や生っぽさは必要量といった感じ。エッジはあまりきつくないが、低域の量やこもり感で聴き疲れする面は多少ある。高域にしろヴォーカルのサ行にしろあまり痛くない。
 明瞭さ、音の鮮やかさはいまいちと評価すべきかそれなりと評価すべきか迷うところ。厚みはやや厚め。温かみはそれなりと評価すべきかなかなか良いと評価すべきか迷うところ。ヴォーカルの艶っぽさはそれなり。低い男性ヴォーカルに合う印象。線の細さや透明感を求めるなら合わないだろう。ノリが良いと言うよりは、どっしりとした安定感がある。切れやスピード感よりは、低域に基づく迫力や力強さの方がある。響きは適度からやや豊かで、こもり感が多少気になる。
 弦楽器は心地よい傾向。繊細さや生楽器らしさにはやや欠ける。金管楽器は普通に聴けるが、あまり派手ではない。打ち込み系の音の表現はいまいちと評価すべきかそれなりと評価すべきか迷うところ。音の質感の相性や切れが若干不満。
 重低音重視で他の帯域の癖や主張に煩わされたくない人に良いと思われる。

装着感
 良好。カナル型だが、イヤーピースを耳の奥に押し込むタイプではないので装着しやすいし、耳の穴が痛くなりにくい。ずれやすい、重い、コードが顔に当たりやすい等の不満もない。
 イヤーピースの材質はシリコン。デフォルトのイヤーピースを含めて7種類のイヤーピースが付属している。

その他
 遮音性及び音漏れ防止は良好。カナル型としては普通。
 作りは価格なりからやや良いレベル。デザインはやや個性的。
 プラグは金メッキのL型ミニプラグ。コードは幅約3mm・厚さ約1.5mm、柔らかくて癖が付きづらいが、変わった形状なので扱いやすさは個人差があるだろう。絡みにくい点は良い。

付属品
イヤーピース7種類
キャリングポーチ
クリップ



参考
メーカー製品ページ

周波数特性グラフ


比較メモ
ATH-CKS90
ATH-CKS90は低音よりのドンシャリ、MDR-XB41EXは低音より。低域はMDR-XB41EXの方が若干量が多い。特に所謂重低音より下はMDR-XB41EXの方がしっかり出る。ATH-CKS90の方がやや制動が良い。重心はMDR-XB41EXの方がやや低い。中域はATH-CKS90の方がやや明るく、低域に邪魔されずはっきり聴こえてくる。高域はATH-CKS90の方がやや量が多い。明るい質で目立つ。分解能はATH-CKS90の方がやや上。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろ若干勝っている。音場感は、広さはほぼ同レベル、明確さはATH-CKS90の方がやや上。MDR-XB41EXの方が近くで音を鳴らす感じで頭内定位が気になりやすい。原音忠実性はATH-CKS90の方がやや上。MDR-XB41EXは低域の量が多すぎる。原音の粗や生っぽさはATH-CKS90の方がやや感じられる。エッジはATH-CKS90の方が若干きつく聴き疲れしやすい。高域にしろヴォーカルのサ行にしろATH-CKS90の方がやや細く刺さる。明瞭さ、音の鮮やかさはATH-CKS90の方がやや上。厚みはMDR-XB41EXの方が若干ある。温かみはMDR-XB41EXの方が若干感じられる、ヴォーカルの艶っぽさはATH-CKS90の方がやや感じられる。ヴォーカルはATH-CKS90の方がやや線が細く、擦れやリップノイズを出してくれる。ATH-CKS90の方がやや明るくノリが良い、MDR-XB41EXの方がややどっしりとした安定感がある。ATH-CKS90の方が切れやスピード感がある。響きはMDR-XB41EXの方が若干豊か。弦楽器はATH-CKS90の方がやや繊細で生楽器らしさが感じられる。金管楽器はATH-CKS90の方がやや鮮やか。打ち込み系の音の表現はATH-CKS90の方がうまい。音の質感の相性や切れで勝っている。使い分けるなら、基本的にはATH-CKS90、ATH-CKS90では低域の量が足りないとかエッジがきついという不満があるならMDR-XB41EX。

HA-FX3X
HA-FX3Xはドンシャリ、MDR-XB41EXは低音より。低域はMDR-XB41EXの方が若干量が多い。HA-FX3Xの方が若干圧力がある感じ、MDR-XB41EXの方が柔らかくぼやけた質。重心の低さはほぼ同レベル。中低域はMDR-XB41EXの方がしっかり出る。中域はHA-FX3Xの方が明るく、低域に邪魔されずはっきり聴こえてくる。中高域はHA-FX3Xの方がしっかり出る。高域はHA-FX3Xの方がやや量が多い。硬く明るい質で目立つ。分解能はHA-FX3Xの方がやや上。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろ若干勝っている。音場感はHA-FX3Xの方がやや広く明確。MDR-XB41EXの方が近くで音を鳴らす感じで頭内定位が気になりやすい。原音忠実性は微妙。周波数特性上の癖のなさはMDR-XB41EXの方が若干上。原音の粗や生っぽさはHA-FX3Xの方が感じられる。エッジはHA-FX3Xの方がきつく聴き疲れしやすい。高域にしろヴォーカルのサ行にしろHA-FX3Xの方がやや痛い。明瞭さ、音の鮮やかさはHA-FX3Xの方が上。厚みはほぼ同レベル。温かみはMDR-XB41EXの方がやや感じられる。ヴォーカルの艶っぽさは微妙。HA-FX3Xの方が擦れやリップノイズを出してくれる、MDR-XB41EXの方がスモーキー。HA-FX3Xの方が女性ヴォーカル向き、MDR-XB41EXの方が男性ヴォーカル向き。HA-FX3Xの方が明るくノリが良い、MDR-XB41EXの方がどっしりとした安定感がある。HA-FX3Xの方が切れやメリハリがある。響きは、低域はMDR-XB41EXの方が豊か、高域はHA-FX3Xの方がやや豊か。MDR-XB41EXの方がこもり感が気になる。弦楽器は、HA-FX3Xの方が生楽器らしさが感じられる、MDR-XB41EXの方が滑らかで心地よい。ヴァイオリン等を澄んだ感じで聴きたいならHA-FX3Xの方が良いが、チェロやコントラバスを柔らかく鳴らして欲しいならMDR-XB41EXの方が良い。金管楽器はHA-FX3Xの方が鮮やかで、金属的な質感を出してくれる。打ち込み系の音の表現はHA-FX3Xの方がうまい。音の質感の相性や切れで勝っている。使い分けるなら、高域の量やメリハリを求めるならHA-FX3X、温かみや聴き疲れのなさを求めるならMDR-XB41EX。あるいは、低域の圧力を求めるならHA-FX3X、低域の量感を求めるならMDR-XB41EX。

HP-CN45
HP-CN45はやや低音より、MDR-XB41EXは低音より。低域はMDR-XB41EXの方がある程度量が多い。MDR-XB41EXの方が柔らかくぼやけた質。重心はMDR-XB41EXの方が若干低い。中域はHP-CN45の方が若干明るく、低域に邪魔されずはっきり聴こえてくる。高域はHP-CN45の方が若干量が多い。若干線の細い質。分解能はHP-CN45の方がやや上。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろ若干勝っている。音場感はHP-CN45の方がやや広く明確。原音忠実性はHP-CN45の方がやや上。MDR-XB41EXは低域の量が多すぎる。原音の粗や生っぽさはHP-CN45の方が若干感じられる。エッジはHP-CN45の方が若干きついが、MDR-XB41EXの方が低域の量やこもり感で疲れる面があり、総合的な聴き疲れはソースや聴く人によって変わってくるだろう。高域にしろヴォーカルのサ行にしろ大差ない痛さだが、どちらかと言うとHP-CN45の方が痛い。明瞭さ、音の鮮やかさはHP-CN45の方が若干上。厚みはMDR-XB41EXの方がややある。温かみは低域の量が多い分MDR-XB41EXの方が感じられる面もあるが、人声や生楽器のリアルな温かみという意味ではHP-CN45の方が感じられる。ヴォーカルの艶っぽさはHP-CN45の方が若干感じられる。HP-CN45の方が癖がなくソースを選ばない、MDR-XB41EXの方が男性ヴォーカル向き。HP-CN45の方が若干明るい、MDR-XB41EXの方がややどっしりとした安定感がある。MDR-XB41EXの方が低域に基づく迫力や力強さがある。響きはMDR-XB41EXの方が若干豊かでこもり感が気になる。弦楽器はHP-CN45の方がやや繊細で、音色も自然。ただし、チェロやコントラバスを濃厚に鳴らして欲しいならMDR-XB41EXの方が良い。金管楽器は微妙。どちらかと言うと、HP-CN45の方が細く綺麗、MDR-XB41EXの方が太く力強い。打ち込み系の音の表現はHP-CN45の方が若干うまい。音の質感の相性や切れで若干勝っている。使い分けるなら、原音忠実性や明瞭さを求めるならHP-CN45、低域の量や迫力を求めるならMDR-XB41EX。

MDR-NWNC33
どちらも低音より。全体的に良く似た音。低域はほぼ同量。MDR-XB41EXの方が若干圧力がある。重心の低さはほぼ同レベル。中域はどちらもやや低域の量に負ける感じ。質的にはどちらかと言うとMDR-NWNC33の方が明るい。高域はMDR-NWNC33の方が若干量が多い。若干明るい質。分解能はMDR-NWNC33の方が若干上。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろ大差ないが、どちらかと言うとMDR-NWNC33の方が勝っている。音場感は、広さはほぼ同レベル、明確さはMDR-NWNC33の方が若干上。原音忠実性は大差ないが、どちらかと言うとMDR-NWNC33の方が上。どちらも低域の量が多すぎる点を除けばあまり違和感がない。原音の粗や生っぽさはMDR-NWNC33の方が若干感じられる。エッジのきつさや聴き疲れはほぼ同レベル。高域はMDR-NWNC33の方が若干痛い、ヴォーカルのサ行は大差ない痛さ。明瞭さ、音の鮮やかさはMDR-NWNC33の方が若干上。厚みはMDR-XB41EXの方が若干ある。温かみ、ヴォーカルの艶っぽさはほぼ同レベル。ノリの良さは微妙。MDR-NWNC33の方が若干繊細。響きはほぼ同レベル。弦楽器はMDR-NWNC33の方が若干生楽器らしさが感じられる。金管楽器はMDR-NWNC33の方が若干細く、金属的な質感を出してくれる。打ち込み系の音の表現はほぼ同レベル。音の質感の相性にしろ切れにしろ大差ない。あまり使い分けには向かないが、あえて使い分けるなら、生楽器らしさや繊細さを求めるならMDR-NWNC33、厚みや圧力を求めるならMDR-XB41EX。

RZE-S70
どちらも低音より。低域はMDR-XB41EXの方が若干量が多い。特に所謂重低音より下はMDR-XB41EXの方がしっかり出る。RZE-S70の方が若干圧力がある感じ。重心はMDR-XB41EXの方が若干低い。中域は微妙。どちらも大きな癖はない。ソースによって印象が変わりやすい。高域はRZE-S70の方が若干量が多い。RZE-S70の方が若干ざらつく感じ。分解能はRZE-S70の方が若干上。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろ大差ないが、どちらかと言うとRZE-S70の方が勝っている。音場感はRZE-S70の方が若干広く明確。原音忠実性はRZE-S70の方が若干上。周波数特性上の癖のなさで若干勝っている。原音の粗や生っぽさはRZE-S70の方が若干感じられる。エッジのきつさや聴き疲れはほぼ同レベル。高域はRZE-S70の方が若干痛い、ヴォーカルのサ行はMDR-XB41EXの方が若干痛い。明瞭さ、音の鮮やかさは大差ないが、どちらかと言うとRZE-S70の方が上。厚みはRZE-S70の方が若干ある。温かみはRZE-S70の方が若干感じられる、ヴォーカルの艶っぽさはほぼ同レベル。どちらもノリが良いと言うよりはどっしりとした安定感がある。RZE-S70の方が若干切れやメリハリがある。響きはMDR-XB41EXの方が若干豊か。弦楽器は、MDR-XB41EXの方が若干滑らかで心地よい、RZE-S70の方が若干生楽器らしさが感じられる。金管楽器は微妙。鮮やかさはソースによって印象が変わってくるが、RZE-S70の方が太く力強い質に感じられることが多い。打ち込み系の音の表現はRZE-S70の方が若干うまい。音の質感の相性や切れで若干勝っている。使い分けるなら、重低音の量や粗のなさを求めるならMDR-XB41EX、メリハリや生楽器らしさを求めるならRZE-S70。

TH-EB900
どちらも低音より。低域はMDR-XB41EXの方が若干量が多い。特に所謂重低音より下はMDR-XB41EXの方がしっかり出る。TH-EB900の方が薄く曇ったような質。重心はMDR-XB41EXの方がやや低い。中低域はTH-EB900の方がしっかり出る。中域は、MDR-XB41EXの方が低域の量に負ける感じ、TH-EB900の方が低域の曇りに覆われる感じ。質的にはMDR-XB41EXの方が癖がない。高域はMDR-XB41EXの方がやや量が多い。硬く明るい質で目立つ。分解能はMDR-XB41EXの方がやや上。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろ若干勝っている。音場感は、広さはほぼ同レベル、明確さはMDR-XB41EXの方がやや上。MDR-XB41EXの方が近くで音を鳴らす感じで頭内定位が気になりやすい。原音忠実性はMDR-XB41EXの方がやや上。一聴して違和感がない。原音の粗や生っぽさはMDR-XB41EXの方がやや感じられる。エッジはMDR-XB41EXの方がややきつく聴き疲れしやすい。高域にしろヴォーカルのサ行にしろやや痛い。明瞭さ、音の鮮やかさはMDR-XB41EXの方がやや上。厚みはMDR-XB41EXの方がややある。温かみはTH-EB900の方が若干感じられる、ヴォーカルの艶っぽさはほぼ同レベル。ヴォーカルは、MDR-XB41EXの方がやや擦れやリップノイズを出してくれる、TH-EB900の方がややスモーキー。MDR-XB41EXの方がノリが良い。MDR-XB41EXの方が切れやメリハリがある。響きはTH-EB900の方がやや豊か。弦楽器はMDR-XB41EXの方が生楽器らしさが感じられるし、音色も自然。金管楽器はMDR-XB41EXの方がやや鮮やかで、金属的な質感を出してくれる。打ち込み系の音の表現はMDR-XB41EXの方がややうまい。音の質感の相性や切れで勝っている。使い分けるなら、基本的にはMDR-XB41EX、MDR-XB41EXでは明るすぎるとか聴き疲れしやすいという不満があるならTH-EB900。

thinksound rain
どちらも低音より。低域はMDR-XB41EXの方が若干量が多い。特に所謂重低音より下はMDR-XB41EXの方がしっかり出る。thinksound rainの方が薄く曇ったような質。重心はMDR-XB41EXの方が若干低い。中低域はthinksound rainの方がしっかり出る。中域は、MDR-XB41EXの方が低域の量に負ける感じ、thinksound rainの方が低域の曇りに覆われる感じ。質的にはどちらも落ち着いていて聴きやすい点が似ている。高域はほぼ同量。質的にはMDR-XB41EXの方が若干明るめに感じられることが多いが、ハイハットやシンバルはthinksound rainの方が若干目立つ。分解能はほぼ同レベル。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろ大差ない。音場感は、thinksound rainの方が若干広い、明確さはMDR-XB41EXの方が若干上。MDR-XB41EXの方が近くで音を鳴らす感じで頭内定位が気になりやすい。原音忠実性はMDR-XB41EXの方が若干上。周波数特性上の癖のなさは大差ない。原音の粗や生っぽさはMDR-XB41EXの方が若干感じられる。エッジはMDR-XB41EXの方が若干きつく聴き疲れしやすい。高域にしろヴォーカルのサ行にしろ大差ない痛さだが、どちらかと言うと高域はthinksound rainの方が若干痛いことが多い、ヴォーカルのサ行はMDR-XB41EXの方が若干痛いことが多い。明瞭さ、音の鮮やかさはMDR-XB41EXの方が若干上。厚みはMDR-XB41EXの方がややある。温かみ、ヴォーカルの艶っぽさはthinksound rainの方がやや感じられる。ヴォーカルは、MDR-XB41EXの方がやや擦れやリップノイズを出してくれる、thinksound rainの方がややスモーキー。MDR-XB41EXの方がノリが良い。MDR-XB41EXの方がやや切れやメリハリがある。響きはthinksound rainの方がやや豊か。弦楽器は、MDR-XB41EXの方が若干生楽器らしさが感じられる、thinksound rainの方がやや滑らかで心地よい。金管楽器はMDR-XB41EXの方が若干鮮やか。打ち込み系の音の表現はMDR-XB41EXの方が若干うまい。音の質感の相性や切れで若干勝っている。使い分けるなら、重低音の量やメリハリを求めるならMDR-XB41EX、聴き疲れのなさや温かみを求めるならthinksound rain。

サイン波応答


位相+高周波歪み


インパルス応答(CSD)


インパルス応答(録音波形)


100Hz・1kHz・10kHzサイン波の再生



     










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スペック

駆動方式 構造 周波数帯域 音圧感度 インピーダンス
ダイナミック 密閉型 4Hz〜24kHz 105dB 16Ω
重量 ドライバー直径 コードの長さ コードの出し方 備考
8g 13.5mm 1.2m 両出し(Y型) -

評点

音質 装着感 遮音性 音漏れ デザイン 携帯性 音の傾向 参考最安価格
3 4 4 4 3 5 4000円

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公開日:2012.2.18