DT660 Edition 2007

音質
 やや高音より。低域は最低限は出るが、質的にも量的にも控え目。中域は低域に邪魔されない上、やや高めの音ではっきり聴こえてくる。高域はしっかり高い音を鳴らしてくれる上、やや鋭い感じ。
 分解能、音場感、原音忠実性すべて特別良いわけではないが、特に不満を感じないレベル。音の分離にしろ微細な描写にしろある程度こなしてくれる。音場は癖がなくて把握しやすく、あまり耳の近くで音を鳴らさない感じが良い。特別原音の粗や生っぽさが感じられるわけではないが、周波数特性等含めて全体的に良くまとまっている印象。ただ、DT860ほどではないものの多少サラサラした付帯音がある。エッジは多少きつめだが、それほど聴き疲れしないレベル。
 明瞭さ、音の鮮やかさはなかなか良い。厚みはやや厚め。温かみ、ヴォーカルの艶っぽさはそれなりに感じられるが、低域が出ないこともあり比較的あっさりした感じ。ノリの良さと繊細さをある程度両立しているが、どちらかと言えばノリが良い。軽快で爽やかな感じ。響きはあっさりで、密閉型特有のこもり感がほとんど感じられない。全体的に見て開放型のような鳴らし方。
 弦楽器はそれなりに繊細だが、低域不足なこともあり、心地よさと言う意味ではいまひとつ。金管楽器はしっかり高い音を鳴らしてくれるし、なかなか鮮やか。打ち込み系の音の表現はなかなかうまい。軽快で爽やかなノリの良さが魅力。
 低域不足が気にならない人で、開放型のような鳴らし方をする密閉型が欲しいと考えている人にとってはかなり魅力的な機種だろう。

装着感
 良好。側圧は普通からやや強め、ヘッドバンドはクッションが付いているが多少痛くなりやすい。
 イヤーパッドは耳を覆うサイズ、上下左右に角度調節ができる。材質は布製で、DT860ほどサラサラしていないがDT770PROほどしっとりでもない、ごく普通の質感。
 HFI-650やPROline2500と同様、ヘッドバンドの長さ調節が固定できないのに加えて、調節位置がずれやすいため何度も着けたり外したりする場合には調節が面倒。

その他
 遮音性及び音漏れ防止は普通。ただし、密閉型だがイヤーパッドが布製のため、普通の密閉型よりは悪いと考えたほうが良い。
 作りやデザインは微妙。悪くはないのだが、高級機という感じではない。折りたたみ可能でスイーベル機構。
 プラグは金メッキのミニプラグ。コードの太さは約4mm、硬さは普通で特に扱いづらさは感じない。イヤーパッドのサイズは、外周106mm×106mm、内周62mm×62mm、深さ18mm。

付属品
ミニ→標準変換プラグ



参考
メーカー製品ページ
代理店製品ページ

周波数特性グラフ


比較メモ
ATH-A2000X
どちらもやや高音より。低域はATH-A2000Xの方がやや量が多い。ATH-A2000Xの方が柔らかく弾力のある質。重心はATH-A2000Xの方がやや低い。中域はどちらも低域に邪魔されずはっきり聴こえてくるが、低域の多いソースではATH-A2000Xの方が低域の量に負ける感じになる。質的にはDT660 Edition 2007の方が癖がない。中高域はDT660 Edition 2007の方がしっかり出る。高域はDT660 Edition 2007の方が若干量が多い。ATH-A2000Xの方が線が細く、ハイハットやシンバルが独特のサラサラした質感になる。分解能はATH-A2000Xの方がやや上。特に一つ一つの音の微細な描写に差がある。音場感は、広さは大差ないが、DT660 Edition 2007の方が明確で把握しやすい。原音忠実性はDT660 Edition 2007の方がやや上。一聴して違和感が小さい。原音の粗や生っぽさはDT660 Edition 2007の方がやや感じられる。エッジはDT660 Edition 2007の方がややきつく聴き疲れしやすい。高域にしろヴォーカルのサ行にしろDT660 Edition 2007の方がやや痛い。明瞭さ、音の鮮やかさはDT660 Edition 2007の方が若干上。厚みはDT660 Edition 2007の方がややある。温かみは微妙。低域が柔らかく響きが豊かなのでATH-A2000Xの方が温かみが感じられる面もあるが、人声や生楽器のリアルな温かみという意味ではDT660 Edition 2007の方が上。ヴォーカルの艶っぽさはATH-A2000Xの方がやや上。ATH-A2000Xの方が線が細く透明感がある、DT660 Edition 2007の方が太く生気がある。ATH-A2000Xの方が上品で繊細、DT660 Edition 2007の方がノリが良い。DT660 Edition 2007の方が切れやスピード感がある。響きはATH-A2000Xの方が豊か。DT660 Edition 2007の方がストレートに音が耳に飛び込んでくる感じで圧力がある。弦楽器はATH-A2000Xの方が繊細、DT660 Edition 2007の方が生楽器らしさが感じられて音色も自然。金管楽器はATH-A2000Xの方が細く綺麗、DT660 Edition 2007の方が太く力強い。どちらかと言うとDT660 Edition 2007の方が鮮やか。打ち込み系の音の表現はDT660 Edition 2007の方がややうまい。音の質感の相性は人によって評価が変わってきそうだが、DT660 Edition 2007の方が切れやダイナミックな鳴らし方で勝っている。使い分けるなら、繊細さや聴き疲れのなさ重視ならATH-A2000X、ノリの良さや生楽器らしさ重視ならDT660 Edition 2007。

ATH-W1000
どちらもやや高音より。低域はATH-W1000の方がやや低い音で量も多い。中域はどちらもはっきり聴こえてくる。高域はDT660 Edition 2007の方が細く高いが、ATH-W1000の方が明るい感じで、どちらも高域が目立つ点は似ている。分解能はほぼ互角。音場感はDT660 Edition 2007の方が立体感があり明確。原音忠実性はDT660 Edition 2007の方が良い。AHT-W1000と比べて、原音の粗や生っぽさが感じられる。エッジのきつさはほぼ同等レベルだが、どちらかと言えばDT660 Edition 2007の方が若干エッジがきつい。明瞭さは低域が出ない分若干DT660 Edition 2007の方が良い印象。音の鮮やかさはATH-W1000の方が上。厚みはATH-W1000の方がある。温かみ、ヴォーカルの艶っぽさはDT660 Edition 2007の方がやや上。ヴォーカルは、ATH-W1000の方が明るく瑞々しい鳴らし方で、艶っぽさとは別のベクトルの良さがある。どちらもノリの良さと繊細さを両立している感じだが、ATH-W1000は音そのものが明るくてノリが良いように感じるのに対して、DT660 Edition 2007は軽快で爽やかな鳴らし方でノリが良い。響きはATH-W1000の方がやや豊か。弦楽器はDT660 Edition 2007の方が繊細かつ心地よいが、ヴァイオリンの澄んだ感じを楽しみたいときや付帯音の少なさを求めるときにはATH-W1000の方が良いだろう。金管楽器は、DT660 Edition 2007の方が高い音なのだが、音の質感の違いでATH-W1000の方が鮮やかに感じられる。打ち込み系の音の表現はATH-W1000の方がうまい。低域の量、冷たく硬めの音の質感が合う。ただし、DT660 Edition 2007もスピード感があり悪くない。使い分けるなら、低域が欲しい場合はATH-W1000、そうでもないならDT660 Edition 2007。あるいは、硬質で鮮やかな音を求めるならATH-W1000、爽やかな音を求めるならDT660 Edition 2007。

DT770PRO
DT660 Edition 2007はやや高音より、DT770PROはドンシャリ。低域はDT770PROの方がかなり低い音で量も多い。中域はDT660 Edition 2007の方がややはっきり聴こえてくる。高域はDT770PROの方がやや高い音で鋭い感じ。分解能はほぼ互角。音場感はDT660 Edition 2007の方がやや耳の近くで鳴らしている感じはあるが、そのことを除けばほぼ互角。原音忠実性は周波数特性的にはDT660 Edition 2007の方が癖がなくて良いが、雰囲気の表現のようなところはDT770PROの方が良い。DT770PROの方がエッジがきつくやや聴き疲れする。明瞭さはDT660 Edition 2007の方が上。音の鮮やかさ、厚みはほぼ同等レベル。温かみはDT770PROの方が感じられる。ヴォーカルの艶っぽさはほぼ同等レベルだが、湿り気のある感じが良いならDT770PROの方が合うだろう。DT660 Edition 2007の方が明るく爽やかでノリが良い。響きはDT770PROの方がやや豊か。弦楽器はDT770PROの方がある種の生っぽさがあるが、付帯音が少なく澄んだ感じを求めるならDT660 Edition 2007の方が良い。金管楽器はDT770PROの方がやや高い音だが、癖の強さも上。DT660 Edition 2007でも十分な鮮やかさを持っている。打ち込み系の音の表現はDT660 Edition 2007の方がうまい。全体的に明るく爽やかな点がDT770PROとは異なる。使い分けるなら、明るい音を求めるならDT660 Edition 2007、暗い音を求めるならDT7770PRO。あるいは低域の量感を求めるならDT770PRO、そうでもないならDT660 Edition 2007。

DT860
DT660 Edition 2007はやや高音より、DT860はやや高音よりのドンシャリ。かなり似た音を鳴らす。低域はDT860の方がやや低い音で量も多い。中域はどちらも癖のない音ではっきり聴こえてくる。高域はほぼ同等の鳴らし方だが、どちらかと言うとDT660 Edition 2007の方がやや高い音で目立つ感じ。分解能、音場感、原音忠実性すべてほぼ同等だが、どちらかと言えばDT660 Edition 2007の方が音場が明確。エッジのきつさはほぼ互角だが、どちらかと言えばDT860の方がきつく聴き疲れする。明瞭さ、音の鮮やかさ、厚み、温かみ、ヴォーカルの艶っぽさすべてほぼ互角だが、厚みはどちらかと言えばDT660 Edition 2007の方がある。どちらも爽やかでノリが良い感じ。響きはどちらもややあっさり。DT860の方が付帯音が多い感じで、サラサラした質感。弦楽器は低域が出るものはDT860が合うが、そうでなければほぼ同等。金管楽器はDT660 Edition 2007の方が若干鮮やかでかつ芯が通っている感じだが、基本的にはかなり似ている。打ち込み系の音の表現はほぼ互角だが、音の太さが欲しいときにはDT660 Edition 2007、低域が欲しい場合にはDT860か。この2機種の最大の違いは低域の量(DT860の方がやや多い)。次いで音の太さ(DT660 Edition 2007の方がやや太い)。かなり似ているのでどちらか片方持っていれば十分な機種。

EXH-313
DT660 Edition 2007はやや高音より、EXH-313はややかまぼこ。中低域はほぼ同等だが、ローエンドはDT660 Edition 2007の方がしっかり出る。中域はどちらもはっきり聴こえてくるが、どちらかと言えばDT660 Edition 2007の方が高い音で目立つ。高域はDT660 Edition 2007の方が金属的で粗く量が多い。EXH-313の方が細く繊細。分解能はEXH-313の方が上。一つ一つの音の微細な描写で勝っている。音場感はEXH-313の方が多少奥行きがある感じ。原音忠実性はDT660 Edition 2007の方が上。原音の粗が感じられる。DT660 Edition 2007の方がエッジがきつく聴き疲れしやすい。明瞭さはEXH-313の方がやや上、音の鮮やかさはDT660 Edition 2007の方が上。厚みはDT660 Edition 2007の方がある。温かみ、ヴォーカルの艶っぽさはEXH-313の方が上。DT660 Edition 2007はノリが良い傾向、EXH-313は繊細な傾向。響きはEXH-313の方がやや豊か。どちらもこもり感が感じられない点は似ている。DT660 Edition 2007の方が付帯音が多くサラサラしている。弦楽器はEXH-313の方が繊細かつ心地よい。金管楽器はDT660 Edition 2007の方が金属的で鮮やかだが、粗が目立つし刺激が強すぎると感じる場合にはEXH-313の方が合うだろう。打ち込み系の音の表現はDT660 Edition 2007の方がうまい。どちらも低域不足な点は気になるが、DT660 Edition 2007の方が元気が良く爽やかな鳴らし方で楽しめる。使い分けるなら、ノリの良さや刺激を求めるならDT660 Edition 2007、繊細さや心地よさを求めるならEXH-313。

HP-M1000
DT660 Edition 2007はやや高音より、HP-M1000はややドンシャリ。低域はHP-M1000の方がかなり量が多くぼやけている感じ。中域はDT660 Edition 2007の方が低域に邪魔されない上やや高い音ではっきり聴こえてくる。高域はDT660 Edition 2007の方が高く鋭い音だが、意外と似た音を鳴らす。分解能、音場感、原音忠実性すべてDT660 Edition 2007の方が上。音の分離にしろ細部の描写にしろDT660 Edition 2007の方が勝っている。音場はDT660 Edition 2007の方が立体感があり明確。DT660 Edition 2007の方が原音の粗や生っぽさが感じられる。エッジのきつさはほぼ同等。高域はDT660 Edition 2007の方が痛いが、サ行の音はHP-M1000の方が痛い。明瞭さはDT660 Edition 2007の方がかなり上、音の鮮やかさもDT660 Edition 2007方がやや上。厚みはHP-M1000の方があるように感じられるが、これは厚みと言うよりも音が太く低域の量が多いことが主な要因だろう。温かみ、ヴォーカルの艶っぽさはDT660 Edition 2007の方が上。ノリの良さならHP-M1000、繊細さならDT660 Edition 2007。響きはHP-M1000の方が豊かで、こもり感がかなり気になる。どちらもある種の爽やかさがある点や付帯音が感じられる点は似ている。弦楽器はDT660 Edition 2007の方が繊細かつ心地よい。金管楽器は意外と近い鳴らし方だが、HP-M1000は余計な音を鳴らしすぎる感があり、基本的にはDT660 Edition 2007の方が良い。打ち込み系の音の表現はHP-M1000の方がうまい。低域の量や音の太さがマッチする。ただ、DT660 Edition 2007の方が軽快でスピード感があるので、ソースによってはDT660 Edition 2007の方が良いと感じられることもある。使い分けるなら、基本的にはDT660 Edition 2007、低域が欲しいときにはHP-M1000。

P-801/L2
どちらもやや高音より。低域はP-801/L2の方がやや量が多い。DT660 Edition 2007の方が締まっていてかつ厚みがあり、存在感という意味ではDT660 Edition 2007の方が上のように感じられることも多い。中域はDT660 Edition 2007の方がやや高い音で、低域に邪魔されずはっきり聴こえてくる。高域はDT660 Edition 2007の方がやや量が多い。DT660 Edition 2007の方が明るく目立つ。P-801/L2の方が線が細い。分解能はDT660 Edition 2007の方が上。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろやや差がある。音場感はDT660 Edition 2007の方が広く明確。原音忠実性はDT660 Edition 2007の方がやや上。周波数特性上の癖のなさという意味では大差ないが、DT660 Edition 2007の方が原音の実体感があり、原音の粗や生っぽさも感じられる。エッジはDT660 Edition 2007の方がややきつく、圧力があることもあって聴き疲れしやすい。高域はDT660 Edition 2007の方がやや痛いが、ヴォーカルのサ行はソースによって違ってくる。明瞭さ、音の鮮やかさはDT660 Edition 2007の方が上。DT660 Edition 2007と比べるとP-801/L2は曇っているように感じられる。厚みはDT660 Edition 2007の方がある。温かみは低域が多く柔らかい音である分P-801/L2の方が感じられるが、人声や生楽器のリアルな温かみという意味ではDT660 Edition 2007の方が上。ヴォーカルの艶っぽさは微妙。温かみと同様リアルさを求めるならDT660 Edition 2007の方が良い傾向があるが、しっとりした感じや線の細い感じが欲しいならP-801/L2の方が良い。DT660 Edition 2007の方が明るく元気でノリが良く、P-801/L2の方が繊細でおとなしい。DT660 Edition 2007の方がかなり鳴りっぷりが良い。響きはP-801/L2の方がやや豊か。どちらもややサラサラしたような質感があるが、DT660 Edition 2007の方がザラザラ、P-801/L2の方がシャラシャラに近い印象。弦楽器はDT660 Edition 2007の方が生楽器らしさが感じられ、P-801/L2の方が滑らかで心地よい。基本的にDT660 Edition 2007の方が一枚上手の表現力を持っている。金管楽器はDT660 Edition 2007の方が鮮やかかつ力強い。打ち込み系の音の表現はDT660 Edition 2007の方がうまい。音の質感の相性、切れ、厚み、ダイナミックな鳴らし方等、様々な点で勝っている。使い分けるなら、基本的にはDT660 Edition 2007、DT660 Edition 2007では低音が足りないとか明るすぎるという不満があるならP-801/L2。

PRO900
DT660 Edition 2007はやや高音より、PRO900は低音よりのドンシャリ。低域はPRO900の方が圧倒的に量が多く、重心の低さや厚みもあるため存在感がある。中域はDT660 Edition 2007の方が低域に邪魔されずはっきり聴こえてくる。どちらもうわずったり張り出したりするような癖はない。高域はDT660 Edition 2007の方が線が細く粗がない。量はPRO900の方が若干多く目立つ。分解能はほぼ同レベル。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろ大差ない。音場感はDT660 Edition 2007の方が癖がなく見晴らしが良い。原音忠実性はDT660 Edition 2007の方がやや上。一聴して違和感が小さいし、原音の粗や生っぽさが感じられる度合いでも若干勝っている。どちらもややサラサラ(ザラザラ)したような付帯音があるが、PRO900の方がザラザラしていて気になる。エッジはPRO900の方がややきつく聴き疲れしやすい。ヴォーカルのサ行の痛さは大差ないが、高域はPRO900の方が痛い。明瞭さはDT660 Edition 2007の方が上、音の鮮やかさはほぼ同レベル。厚みはPRO900の方がある。温かみは低域の量が多い分PRO900の方が感じられる。ヴォーカルの艶っぽさはDT660 Edition 2007の方がやや上。PRO900の方が擦れが気になる。どちらもある種のノリの良さがあるが、DT660 Edition 2007の方が明るく爽やかで軽快。PRO900の方が低域の量感に基づく迫力や力強さがある。響きはPRO900の方が豊かで、こもり感が気になる。弦楽器はDT660 Edition 2007の方が繊細、PRO900の方が心地よい。チェロやコントラバスは、DT660 Edition 2007は量感不足、PRO900は逆に量感が過剰。金管楽器はどちらも鮮やかだが、質の違いはある。DT660 Edition 2007の方が明るく綺麗、PRO900の方が太く力強い。打ち込み系の音の表現はDT660 Edition 2007の方がややうまい。切れや明るい鳴らし方で勝っている。使い分けるなら、低域が少ない方が良いならDT660 Edition 2007、過剰なくらいが良いならPRO900。あるいは、明るく爽やかな方が良いならDT660 Edition 2007、温かみや迫力がある方が良いならPRO900。

サイン波応答


位相+高周波歪み


インパルス応答(CSD)


インパルス応答(録音波形)


100Hz・1kHz・10kHzサイン波の再生


曲別HP探索
第71回 キラキラ/aiko「彼女」より
第88回 ボレロ/押尾コータロー「KOTARO OSHIO」より

曲別HP探索2
第1回 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調/バッハ
第5回 雪解け沢/「知床・オホーツク」より
第12回 PILENZE PEE,GOVORI/「ブルガリアン・ポリフォニーI」より
第54回 Housequake/Prince「Sign O' The Times」より
第67回 第7番イ長調プレスティシモ(レニャーニ:3つのカプリス〜36のカプリス OP.20)/村治佳織「エスプレッシーヴォ」より













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スペック

駆動方式 構造 周波数帯域 音圧感度 インピーダンス
ダイナミック 密閉型 5Hz〜32kHz 97dB 32Ω
重量 ドライバー直径 コードの長さ コードの出し方 備考
350g - 3m 片出し 折りたたみ可能

評点

音質 装着感 遮音性 音漏れ デザイン 携帯性 音の傾向 参考最安価格
4.5 4 3 3 3 3 均(高) 22500円

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公開日:2007.8.28