第56回 Whatever/oasis「Whatever」より

 oasisはイギリスのロックバンドです。メンバーはヴォーカル、ギター、ベース、ドラムスです。
 今回取り上げるのは1994年発表のシングル「Whatever」です。日本では何度もCMに使われたりして有名なので、耳にしたことのある人が多いのではないでしょうか。基本的にはキャッチーで聴きやすい曲だと思いますが、音としてはやや粗っぽい面もあります。
 「どういう風に聴きたいか」「どういう点を重視するか」については、特に書いていなかったので私が決めたいと思います。各楽器をきちんと鳴らしてくれる点、全体としては重くなったり刺激的になったりせず適度な明るさがある点を重視したいと思います。


・1台目 PRO DJ100(KOSS)
 前述の条件を最も満たしているように感じたので選びました。各楽器の音がきちんと聴こえてきますし、適度な明るさがあります。全体的にあまり癖のない音ですが、低域の量はもう少し欲しい印象です。
 他にはHD215、HI2050、MDR-V6、UR/40等で聴いてみました。HD215は悪くないのですが、全体的にやや刺激が気になります。HI2050は高域が鋭く刺さる点が気になります。MDR-V6はハードロックっぽく聴きたいなら良いと思いますが、全体的に刺激的な上にヴォーカルが不自然な印象です。UR/40は最後までPRO DJ100と迷いましたが、PRO DJ100と比べると音の分離が悪くもう少し明るくても良いように感じられたので外しました。ただし、PRO DJ100では低域の量が足りないとか明るすぎるという不満があるならUR/40の方が合うと思います。
 不満点は、低域の量がやや足りない点、もう少し聴きやすければなお良いと思われる点です。

・2台目 MUSIC SERIES ONE(ALESSANDRO)
 1台目の不満点を踏まえて選びました。この点についてはある程度改善されます。音の分離という意味ではあまり各楽器がしっかり聴こえてくるとは言えないかもしれませんが、各楽器の質感という意味ではなかなか良いです。低域は多めですが中高域がしっかり出るおかげでそれほど重い印象は受けません。
 他にはHA-MX10-B、HP-AURVN-LV、MDR-MA900、RH-300等で聴いてみました。HA-MX10-Bは低域の量は改善されますが、聴きやすさは改善されません。HP-AURVN-LVは最後までMUSIC SERIES ONEと迷いましたが、MUSIC SERIES ONEの方が楽器の質感がリアルだったのでそちらにしました。MDR-MA900は悪くないのですが、1台目の不満点改善という意味では微妙です。RH-300は1台目の不満点については改善されますが、ヴォーカルが引っ込む点がやや気になります。
 不満点は特にありません。全体的に少しずつ改善できれば良いのではないかと思います。

・3台目 DT880(beyerdynamic)
 今回の曲の雰囲気をかなり良く出してくれるように感じられたので選びました。最初に書いた条件についてもある程度高いレベルで満たしています。2台目と比べるとバランスが良く各楽器の音色が自然で、音場が広く音の近さ等を気にせずすんなり聴ける印象です。
 不満点は特にありません。次は色々聴いてみて選ぶしかないと思います。

・4台目 ATH-AD2000(audio-technica)
 色々聴いてみた結果これになりました。3台目と比べると若干違和感がありますが、各楽器に存在感がありグルーヴ感もあるように感じられます。リラックスして聴きたい場合よりもしっかり楽しみたいときに向いているような印象です。
 他にはCUSTOM ONE PRO、HD25-1、RS-1、SRH1840等で聴いてみました。CUSTOM ONE PROは悪くないのですが、低域の圧力が強く聴き疲れしたりリラックスして聴けなかったりする印象です。HD25-1はやや暗いように感じられます。RS-1は明るすぎる点が気になります。SRH1840は最後までATH-AD2000と迷いましたが、ATH-AD2000と比べると各楽器の存在感に欠け物足りないように感じられたので外しました。

・5台目 MDR-EX1000(SONY)
 最初に書いた条件を最も満たしているように感じたので選びました。音の分離という意味で各楽器がしっかり聴こえてきますし、各楽器の質感という意味でも癖がなく素のまま鳴らしてくれる印象です。「重くなったり刺激的になったりせず適度な明るさがある」という点でもかなり高いレベルだと思います。色々と聴いてみたのですが、HiDefJax AcousticSteelはMDR-EX1000と比べると低域の量が多く音の分離という意味で各楽器がしっかり聴こえてこない、IE800はなかなか良いもののやや刺激が気になる、Turbine Pro Copperは明るすぎる等の不満がありました。
 他にはK374とZH-DX200-CTが良かったです。K374は少し低域の量が多すぎる、ZH-DX200-CTは少し小さくまとまっているといった不満はありますが、最初に書いた条件はそれなりに満たしています。


 今回は刺激と聴きやすさという意味では中間くらいの感覚で選んだつもりですが、もう少し刺激のある方向が良いならHA-MX10-BやRS-1でも十分聴けると思いますし、逆に聴きやすい方向が良いならRH-300やSRH1840もありだと思います。
 ヘッドホンアンプは難しいところですが、あえて一つ選ぶならHead Amp 2/MkII SEになるかと思います。
 今回の内容を参考に、好みに合わせて選んでください。


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