再生環境 プレイヤー iPod nano 第7世代 16GB
ポータブルアンプは不使用。
ソースは主に128〜256kbpsのmp3データ (一部アップルロスレスも)
所有機種 ER-4S、Miles Davis Tribute、ATH-CKM1000、HA-FX850、ATH-CKS90LTD、ATH-CKS1000、
Turbine Pro Copper、HF5、MDR-XB90EX、HA-FX700、Porta Pro、MOMENTUM、ATH-CKR10、
HP-TWF21K、HA-FXZ200、SE315
欲しい機種 IE800、K3003
良く聴く曲は、70〜80年代のロック、小編成のジャズ、クラシック全般、和洋のポップスから、ゲームのサントラ、
電波ソング、水木一郎、ささきいさおまで
苦手分野は、ヒップホップとラップ
XBA-H3を試聴した時、音質的に「XBA-4SLとは段違いだ!」と興奮したものの、当時の価格に納得が行かなかった
のと、余りにも大きな筐体が気になって後回しにしていたところ、1年経つ経たずで生産終了にorz
試聴時に音質が更に向上しているように感じ、どうせなら購入を迷っている方に参考にしてもらえる時期に
レビューを投稿したいと思い、即時購入しました。...「どうせ屋外では使うまい」と云う割り切りが必要でしたが。
音色:
ここ3〜4年で、国産機種でもマルチBAドライバーやBAとダイナミックの双方を搭載したものが増えて来ましたが、
昨年発売のオーディオテクニカのIMシリーズ上位機種と並ぶ出来の良さだと感じます。
傾向としては、音に厚みがあるバランス型だと自分は感じますが...高音スキーな方々が聴かれると、低音寄りと
思われるやもしれません。何よりXBA-4SL最大の不満点だった音色の不自然さ、各音域の音の繋がりの悪さがほぼ
解消されているのが嬉しい。
低音域は、質と量のバランスが取れており、スネアの弾ける感じ、バスドラやダブルベースのドスの利いた音、
ホルンやファゴットのふくよかな音色、いずれも過不足無く表現してくれます。
高音域は、先ず伸びやかさが感じられ、次いで適度な刺激、最後に透き通った余韻を残して消えて行く感じ。
トランペットのハイノートやシンバル等は稀に耳に刺さる事もありますが、ヴァイオリンの高音の表現は乙
なんじゃないかと。
中音域は、XBA-4SLやXBA-40から最も改善されたように思われ、ピアノやギター、ヴォーカルが特に快適に聴けます。
音場はカナルにしては広めで、大編成の交響曲等は十分な厚みが感じられる一方で、室内楽や耽美派のジャズトリオ
演奏に必要とされる繊細さも兼ね備えています。
管楽器より弦楽器や打楽器の方が若干得意な感があり、ヴォーカルの表現は中々に巧み。どちらかと云えばアップ
テンポで明るい曲が、男声・女声を問わず魅力的に聞こえます。
コレで聴きたいアーティスト・曲:
私の苦手分野であるヒップホップ、ラップ等には迫力不足かもしれませんが、他のジャンルは何でも無難に
こなせるんじゃないでしょうか。逆に云うと明確な得意ジャンルは無いのですが、強いて云えばジャンルを
問わず年代毎に編纂されたヒット曲集等はストレス無く聴き通せるのではないか、と思います。
その他:
ダイナミックドライバーがイヤフォン用としては最大クラス (16mm) な上、長細い形状の新型BAを納めねば
ならない関係上、筐体がとても大きくゴツくなっています。手に取ってみる分には、それなりに洗練された
デザインに見えますが...装着して鏡を見ると、やはりキツめの違和感に襲われます。
本体に加えケーブル接続部のイヤーハンガーまでもが重いため、装着には相当手間取りますが、装着完了時の
安定感は高いです。心地良さの点でも、前述のイヤーハンガーが柔軟な素材で出来ているためか、意外なほど
具合が良いです...寝フォンにするのは、大きさの関係で無理ですが。
デフォルトのシリコンイヤーピースをノイズアイソレーションイヤーピースに付け替えると、遮音性がSHUREの
SE315並みになります、が。音漏れ防止性能は余りよろしく無いような...目に見えないサイズの通風孔が幾つか
開けてあるのでしょうか。
ケーブルは、XB90EXに採用されているセレーションコードを改善したものと思われ、絡まりにくくまた絡まっても
簡単にほぐせますので、取り回しはかなり良いです。
付属品は、2種類のイヤーピースが3サイズずつと、クリップ、スマホ用交換ケーブルに、大型の筐体に合わせて
大きめなキャリングケース。
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XBA-A3
投稿者:謎の東洋産驢馬EX 投稿日:2014.12.17
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