試聴はIRIVR T30で行っています。(ポータブル用なのでHPアンプは使用していません。)
良く聞くジャンルはJ−POPです。

このイヤホンを一言で語ると低音に尽きると思います。
低音はかなりの強いとうかこれ以上激しいのは聞いたことがないくらい凄まじいです。イヤホンでここまで出るものかと関心するくらいです。
そのくせ締まりがありボーカルも埋もれることなく聞こえます。とはいえ、低音が出すぎるせいか曲によっては聞き取りずらいこともあります。とはいえ、かなり下まで伸びていて曲によってはここまで入っているんだと感動するレベルです。
中高音は特に問題ないのですがある程度以上は出ていない気がします。(圧縮音源のせいかもしれません)けれど高音はきらびやかな感じに聞こえ味付けがしてある様に聞こえます。

解像度は結構高めでER-4Sに聞き慣れているが特に不満を感じないので大きく劣っていないと思われます。
開放感はER-4Sには劣るが、TPI type-cの直後にE4cを聞くと多少篭りぎみにきこえるので結構いいほうだと思われます(単体で聞くとそうは思わないのですが)
ヘッドホンで言うと持っている中ではベイヤーのDT 990 Proの高音が痛くなく、低音の量が増えて感じ。おそらくDT 770 の抜けが多少よくなったが近いのではないかと思います。
まあかなり特殊な鳴り方をするので、低音好き又は色々持っていて変わったのがほしいという方はお勧め出来ますが、一般的には微妙なところだと思います。

個人的には光るものはあるが全体的にバランスがいまいちだと思います。
気になる方は機会があったら試聴をお勧めしたいところですが、試聴出来るところがないので賭に近いですね。はまる人は結構いると思いますが、合わない人は徹底的に合わないと思います。
うたい文句の好みの音を作れるというところは、荒れ狂う様な低音が邪魔していかに低音を押さえるかがセッティングの焦点になりがちだと思います。
その他気になるところは結構ドライブ能力が必要かもしれません。手持ちでテストしたところ
IRIVR T30 特に問題なし。
iAUDIO U2 高音がシャカシャカして聞くに耐えない、低音は普通。
iAUDIO M3 特に問題なし。
MUZIO JMH-1000 特に問題なし。
その他、装着でかなり変わります。普通のイヤホンの様に装着するとシャカシャカ低音出ない、という風です。ER-4Sの装着の変化の比ではないと思います。耳穴を塞ぐようにねじ込む感じだといい音出ます。うまくやると、普通に装着して手で耳を塞いだ時の音が出ます。実際にテストしないと分からないと思いますが。
他には取説にエージング済みとありますがエージングでかなり音変わります。低音が押さえられ、高音が伸びる様になる。経験的に50時間のエージングは必要と思われます。まあ最低限のエージングはしてある程度と思ってください。

因みに持っている機器
CDプレイヤー SA−15S1
ヘッドホンアンプ m902
所有ヘッドホン
HD650(Zuケーブル)
DT990Pro
STAX BASEU
PROLINE 750
SR225

追記
試作機とはセッティングで音を変えられる様になったタイプのもの。いわゆるモニター。
感想は低音はかなり押さえられある程度のセッティングは可能。しかし一般的にはこれでも低音が出過ぎるくらい。
低音が多少ボンつく感じです。
そのうち改良版(どうなるかは分からないが)に変わるかもしれませんので全面的な信用はしないで下さい。


※生産終了










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TPI type-c 投稿者:シロヤギ 投稿日:2006.9.30

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