P3
 低音より。低域はある程度量が多い。ややぼやけたり曇ったりする質。重心の低さは普通。中域はやや低域の曇りに覆われる感じ。質的には落ち着いていて聴きやすい。高域は中域と同量から若干少なめ。どちらかと言うと地味。
 分解能は価格の割にやや悪い。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろいまいち〜それなり。音場感は、広さはやや狭め、明確さはいまいち〜それなり。原音忠実性はいまいち〜それなり。一聴して多少違和感がある。原音の粗や生っぽさはあまり感じられない。エッジはあまりきつくなく、それほど聴き疲れしない。高域にしろヴォーカルのサ行にしろ若干痛いと感じることはあるが、特に酷くはない。
 明瞭さ、音の鮮やかさはいまいち。厚みは普通からやや薄め。温かみ、ヴォーカルの艶っぽさはそれなり。ヴォーカルはややスモーキー。どちらかと言うとおとなしい傾向。響きはやや豊か。
 弦楽器は心地よい傾向。金管楽器は普通に聴けるが、あまり派手ではない。打ち込み系の音の表現はいまいち〜それなり。
 P5と比べると、低域がぼやけている、高域が目立たない、全体的に曇っている、ざらつきがない、メリハリに欠ける、原音の粗や生っぽさが感じられない、といった印象。
 装着感は普通〜良い。側圧は普通からやや強め。左右方向の角度調節がほとんどできない。ヘッドバンドが短いため頭の大きい人は装着できない可能性が高い。
     


P7
 フラット〜やや低音より。低域は若干量が多い。締まりや制動が感じられる質。重心は普通からやや低め。中域は低域に邪魔されずはっきり聴こえてくるし、変な癖もない。高域は中域とほぼ同量。あまり大きな癖はない。
 分解能はなかなか良い。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろなかなか良い。音場感は、広さは普通、明確さはなかなか良い。原音忠実性はなかなか良い。一聴してそれほど大きな違和感はない。原音の粗や生っぽさはそれなりに感じられる。エッジのきつさは普通で、聴き疲れは特に問題ないレベル。高域にしろヴォーカルのサ行にしろやや痛いと感じることはあるが、特に酷くはない。
 明瞭さ、音の鮮やかさはなかなか良い。厚みは普通からやや厚め。温かみ、ヴォーカルの艶っぽさはそれなり。どちらかと言うとノリが良い傾向。切れやメリハリがある。響きは適度からややあっさり。
 弦楽器は生楽器らしさが感じられる傾向。金管楽器はなかなか鮮やか。打ち込み系の音の表現はなかなかうまい。音の質感の相性や切れが良い。
 P5と比べると、音場が広く、低域の重心が低く、高域のざらつきが少ない。
 装着感は普通〜良好。イヤーパッドがやや硬い。











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Bowers & Wilkins

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