音色: 低音寄りのバランス型...なンですが、管理人さんのTurbine Pro Copper評と同じく、ソースによってはカマボコに聞こえることがあります。全体的に線が太く、輪郭がクッキリした感じ。音場は、試聴したTurbine Pro Copperに比べて狭いですが、平面的な訳では無く、敢えて狭めることで音の密度を上げ、躍動感を強調する効果を狙っているように思えます。
特長は、分離の良さと中音域の充実ぶり、良質な低音。
低音域は重心が低めで、充分なボリュームに加えかなりのスピード感を合わせ持っています。かなり締まっており、ベースやドラムスをとても気持ち良く鳴らしてくれます。
中音域はかなり華やかで、エレクトリック・アコースティックを問わず、器楽演奏を景気良く鳴らしてくれ、ギターとピアノが特に気持ち良いです。
ヴォーカルは、何か魅力を付加してくれる訳では無いけれど、ソースの良さを素直に表現してくれるように感じます。
高音域は、充分鮮やかでありつつ、エッジをキツく感じることも無いのですが、繊細さ・透明感を求める方は多少不満を覚えるかもしれません。My favorite楽器のヴィブラフォンは上手く鳴らしてくれるので、自分は不満無しです。
特に不得意な分野は無く、得意分野を挙げるならジャズ、ロック、打ち込み系。
中でも小さめのハコでのライブ演奏を、臨場感タップリに再現してくれます。
コレで聴きたいアーティスト・アルバム: Miles Davisの「At the BlackHawk」、「Four & More」、Art Blakey Quintetの「A Night at Birdland」McCoy Tynerの「Super Trios」の前半6曲<ピアノとドラムスのガチンコバトルが堪りません>。