ヘッドホン AKG K601 投稿レビュー

再生環境
プレイヤー SA-15S1
アンプ　SA-15S1内蔵アンプ、HA5000
所有機種　室内用にAD2000、W1000、K601、DT990 Pro、DT880 Edition 2005、SR225、HP1000、SE-A1000
PCゲーム用にHA7USB、DVD鑑賞&コンシューマゲーム用にDCL3000、
通勤用にES7
過去所有機種　A700、AD1000、A900、A900LTD、F55、FC7、PX200、PX300C、CM7Ti
欲しい機種　RS1、憧れのHD650、Edition 9
良く聴く曲は、70～80年代のロック、小編成のジャズ、クラシック全般、和洋のポップスから、ゲームのサントラ、電波ソング、水木一郎、ささきいさおまで(w

音色: スッキリ爽やか、そして軽やか。特に高音域が絶品。繊細な音であるが、固さは余り感じられず、耳に刺さることも少ない。音場の広さと、分離の良さもなかなか。聴き疲れもしにくい、優しい音色です。
低音域は、以前試聴したK501の場合、バッサリ切り落としたようにも感じられたのに対し、最低限必要な量は確保されているように感じます。でも、低音重視の曲を聴くには、やはりボリューム不足ですが。
中音域は、十分に鮮やかでもありますが、軽やかさの方が強く感じられます。
高音域に関しては、前述の通り。
とにかく素直な鳴りで、クラシックとポップス向きに思えますが、全体的に厚味がちぃと足らない感じもするので、オーケストラよりは室内楽や、各種生楽器の独奏に向いています。
こう書くと、得意ジャンルがW1000と結構かぶってるようですが、鳴らし方が全然違う (特に管楽器と弦楽器、音場表現) ので、聴き比べも、なお楽しからずや。
ヴォーカルに関しては、水気が足りて無い訳ではないのですが、艶っぽいというよりは瑞々しい方向の鳴らし方ですね。女性ヴォーカルであれば、セクシーな声質、歌い方の歌手よりは、素直な声質で、伸びのびと歌う歌手の方が合いそうです。
なお、打ち込み系や電子楽器全般が余り得意ではないように思えます。そのためロックは苦手で、ジャズも音調が明るすぎて、今一つ合わない気がします (軽めのピアノトリオは意外と合いますが)。

コレで聴きたいアーティスト・曲: Kathrine Jenkins、Sheena Easton、Bill Evans、クラシック全般、特にフルートやピアノ、ヴァイオリンの独奏。ヒーリング系。

手持ちアンプとの相性: SA-15S1内蔵アンプの方が良好。HA5000だと元気良くなる代わりに繊細さが多少損なわれ、また音場が狭まったように感じられる。

装着感: 割と良好。ただし眼鏡をかけていると、少しでも身動きするとフレームとヘッドバンドが干渉し、ギシギシと音を立てます。この点に関しては、使い込むことで側圧が緩み、緩和されることを期待してます。

その他: 色、デザイン共なかなか好みですが、K701の美しさに比べると、見劣りします。
また、コードの色が本体と合ってないような気がするんですが、扱い易さとタッチノイズの少なさは特筆に価すると思います。
音量は、結構取り難い部類ですね。

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