再生環境:
プレイヤー iPod nano 第7世代 16GB
ポータブルアンプは不使用。
ソースは主に128kbpsのmp3データ (一部アップルロスレスも)
所有機種:
ATH-CKM1000、ER-4S、Miles Davis Tribute、ATH-CKS90LTD、Turbine Pro Copper、HF5、HA-FX700、ATH-CKS1000、
MDR-XB90EX、Porta Pro、HP-TWF21K (ヌメロドゥ)、HA-FXZ200、SE315
欲しい機種:
IE800、K3003
良く聴く曲は、70〜80年代のロック、小編成のジャズ、クラシック全般、和洋のポップスから、ゲームのサントラ、
電波ソング、水木一郎、ささきいさおまで
苦手分野は、ヒップホップとラップ
HA-FX700が結構気に入っており、その後継機種が出たと知りヨドバシにて試聴。騒々しい環境下では、直接の後継機種
であるHA-FX750にはHA-FX700との差を感じ取れなかったのですが、あらゆる面でパワーアップしているのがすぐ判った
本機種を購入しました。
音色:
フラグシップ機 (もうすぐそうではなくなりますが) なのに、かなり極端な低音寄り。DT990 Edition2005の
バランスがまっとうに思える程、と申せばお分かりいただけますでしょうか。
低音スキーな自分としては得難い機種となりつつあるんですが...折角の質が高い高音域や中音域がマスクされ
がちなため、人様にお勧めするのは躊躇してしまいます。
低音域の量感と迫力は、上述の通りかなりのものなのですが、解像度が高音域や中音域に比べて低く感じられるのが
些か残念。 但し、アップライトベースの沈み加減の描写は秀逸です。
高音域は、HA-FX700から伸びとクリアさが改善されており、制振用にブラスのパーツが組み込まれているせいか、
金管楽器の鮮やかさが印象的です。
中音域は、同じくHA-FX700から情報量が増えた感があり、より繊細な表現力を得ているのですが...低音が多い
ソースだとその事が中々分かりづらいですね。
音場は、振動板と筐体の大型化に伴い、カナルとしては出色の広さとなっていますが、そのためかヴォーカルが
若干遠のいたような気がするソースもあります。
生楽器と電気楽器はどちらも遜色なく鳴らしてくれ、弦楽器と管楽器では管楽器、特に金管楽器の表現に優れて
いるように感じます。
ヴォーカルに関しては、前述の通りソースによっては遠く感じる事もありますが、そつはなく、HA-FX700が
明るめのものを得意とするのに対し、ジャズやクラシックの哀感漂う曲を聴くのに向いている感があります。
コレで聴きたいアーティスト・曲: ジャズやクラシックのインストゥルメンタル曲、特に金管楽器やドラムス、
ダブルベースが活躍する曲。Art Blakeyの「Drums Around the Corner」(ドラムス3人、コンガ1人、ダブル
ベース1人、ピアノ1人、トランペット1人と云う、他に類を見ない編成) がかなり楽しめました。
それと、ゲルギエフ指揮・マリインスキー劇場管弦楽団演奏のチャイコフスキー「交響曲第六番・悲愴」
が、手持ちのイヤフォンの中では一番楽しく聞けました。
その他: デザインは、HA-FX700が丸っこいドングリなら、こちらは長細いドングリ (但し、特大) ?
個人的には外で着用するのは躊躇われます。
HA-FX700ではメッシュ上になっていた筐体後部の蓋部分が一枚板に変更となり、遮音性、音漏れ防止性能は
向上したかと思いきや、相変わらずのダダ漏れぶり。
装着感も、不快な訳では無いものの、少し大きく体を動かすと耳から落ちる不安定さ加減で、屋内限定での
使用を前提として開発したようにしか思えません。
ケーブルはイヤフォン用としては標準的な太さで、取り回しは上々。短めのケーブル+延長ケーブルの
構成の方が使い勝手が良かったのですが、本機では音質重視and/orコスト削減のためかストレートプラグ
で長めの一本ケーブルになっています。
付属品は、高級感と高い耐久性を持つケースと、低反発イヤーピースのMサイズとSサイズが1ペアずつに、
新型のシリコンイヤピース (スパイラルドットイヤーピース) のLサイズとSサイズが1ペアずつ。
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HA-FX850
投稿者:謎の東洋産驢馬EX 投稿日:2014.11.24
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