第37回 ヘッドホンレビューページの作成方法

 今回は、私が新しいヘッドホンを入手してからヘッドホンレビューの各ページを公開するまでをどのように行っているか順を追って解説してみたいと思います。正直、どうでも良い内容なので気になる人以外は読まない方が良いと思います。


1.初期の状態を確認する
 音はもちろんのこと、装着感や外観についても記憶するようにします。使用しているうちに装着感が変化したり(大きく分けて、慣れによって変化するように感じるだけの場合と、何らかの原因で実際に変化する場合があります)、新品の状態で傷が付いているものもありますので。

2.スペック等の記入
 スペック、評価、レビュー、比較メモ等はすべて間違いの無いようにexcelファイルで管理しています。ここでは、スペックや価格等を調べてexcelファイルの所定の場所に書き込みます。重量が公開されていない場合には自分で量ります。

3.エージングを行う
 決まりごとに書いてあるとおりにエージングを行います。最近は長時間聴きつづけることはありませんが、要所要所で音をチェックします。音の変化が終わったように感じても、200時間はエージングを行うようにしています。

4.写真を撮影する
 不定期コラム第17回で書いたような方法で撮影しています。撮影した写真は、大抵そのままでは写りが悪いので、画像処理ソフトで多少調整をします。モニターの輝度やコントラストによって見え方がかなり変わるので、その辺りにも一応注意して調整します(そうは言ってもモニター間の差異までは追いきれませんが)。

5.周波数特性を測定する
 周波数特性の測定には利便性を重視してノートパソコンを使用しているため、測定後には測定データをノートパソコンから普段使用しているパソコンへデータを移動します。

6.比較メモを行う
 比較的価格・用途・音質の近い機種を3〜4台選び、新しく入手したヘッドホンと比較メモを行います。比較する機種は、これまでに聴いた音をもとに、処方箋のことも考えながら選びます。比較メモも前述のexcelファイルに記入します。

7.評点をつける
 公開はしていませんが、音質の詳細な評点をつけ、まとめ表等も作成します。

8.レビュー本文を書く
 遮音性や音漏れ防止を確認したり、コードの太さを測ったりしながら、excelファイルの所定の場所に書き込んでいきます。処方箋もこのとき書きます。

9.作成したレビュー、写真、測定ファイル等を元にhtml形式のファイルを作成する
 htmlファイルを作成する際の更新及び追加項目は以下のとおりです。それなりに項目が多いので、これだけで1時間前後かかります。
・ヘッドホンレビューページ本文(比較メモ等へのリンク作成やamazonで売ってるの個別商品リンク作成を含む)
・ヘッドホンレビューのトップ・価格別ショートカット・初心者向け一覧表ショートカット・初心者向け一覧表ショートカット:装着方法別にリンクを作成
・トップページのヘッドホンカウンターを更新
・更新履歴を記入
・処方箋に追記
・比較メモに追記
・ヘッドホンレビューのトップの新しく追加したヘッドホンのリンクに「New!」を追記し、前回更新した際の「New!」を削除
・新しく追加したヘッドホンの周波数特性を追加したwsoファイルの圧縮ファイルを作成し、倉庫のリンクを新しいものに変更する

10.動作確認
 作成・更新したファイルを公開する前に、チェック項目と照らし合わせて抜けや間違いが無いかを確認します。この段階で、大抵どこか一箇所くらいは抜けや間違いがあります。それらを訂正します。

11.公開
 ようやく公開です。公開前に動作確認はしていますが、公開後も動作確認をします。詳細は省きますが、公開前の動作確認では正常でも、公開後には正常でないときもあります。


 さて。だいぶ長くなりましたが、以上がヘッドホンレビューを公開する際の手順です。改めて書いてみると、かなり煩雑ですね。何とか簡便化できれば良いのですが、今のところ確実性と利便性のバランスで、このような手順になっています。約2年間かけて変化し続けてきた手順の、現段階の方法なので、今後も多少変化する可能性はあります。







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