CD3300(CDプレーヤーのヘッドホン端子)
概要
詳細はメーカー製品ページを参照のこと。本項はヘッドホン端子としての評価なのでCDプレーヤーとしての機能は割愛。
音質
癖がなく、あまり印象の残らない音。味付けは少ない。密度が薄く、やや粗がある。輪郭は比較的明確だが、明確すぎて聴き疲れするほどではない。質感はやや硬くて冷たい。音の立ち上がりは悪くない印象。単体ヘッドホンアンプと比べると物足りない感があるのは否めないが、基本的に必要な能力は持っている。
周波数特性はややかまぼこ。低域も高域も伸びないし、量もやや少なめなように感じる。ヴォーカル等の中域が最も目立つ。情報量は最低限はあるが、豊かとは言えない。音の分離はなかなか良いが、微細な表現は苦手。空間表現はあまりうまくない。ただ何となく鳴らしているように感じる。残響音はあっさりで、伸びも良くない。
どんなヘッドホンでもそれなりに鳴らしてくれるが、そのヘッドホンの能力を十分に発揮できないこともあるようだし、プラスアルファの魅力もない。
その他
ボリュームノブの直径は約10mm、小さいがCDプレーヤーのヘッドホン端子としては普通だろう。摘みやすい形状になっているため、小さい割には使い勝手が良い。ギャングエラーやガリノイズはない。ゲインは普通。タッチは軽くも重くもなく使いやすい。
※生産終了
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スペック
形式 | 再生周波数帯域 | 全高調波歪率(THD) | S/N比 |
Solid State | 20Hz〜20kHz | 0.01% | 95dB |
推奨負荷インピーダンス | 外形寸法 | 重量 | 参考最安価格 |
- | 433(W)×306(D)×102(H)mm | 5.7kg | 34600円 |
公開日:2007.1.9