再生環境
プレイヤー DV-600AV
外付けUSBサウンドカード兼DAC SBDMUSX
HPA HD53R Ver.8.0
所有機種 ATH-AD2000、AH-D5000、YAMAHA HP-2、DT770PRO/990PRO、DJ1(旧タイプ)、HFI-2200(旧タイプ)、PROline550 、HP-RX500、RP-HT360、EMP2、ER-4P、Super fi. 5Pro/5EB、Triple fi. 10Pro 他
欲しい機種 HD650 DJ1PRO PRO750 RS-1
良く聴くジャンルは、日本の女性ボーカル、打ち込み系(ハードなビート物から緩めのアンビエントまで)ちょっと偏りあり
まず音調ですが、中〜低音を基調とした重めのトーンです。高音は必要量出ていますが、かなり丸められているので、粗も感じられ無い分あまり目立ちません。
全ての音が厚みと太さを持って聞こえてくるので、他のオーテク機の様に細く整った感じではありませんね。エッジのきつさもありません。
分解能、解像度は価格の割には良くないですね。前述したように音があまり細くないのが影響しているのでしょう。その分空間を埋めるような濃密な鳴り方が楽しめます。
音場感は、上下前後に広がる感じが強いです。左右の広がりはそれなりにありますが、他のオーテク機の様に耳のすぐ近くで鳴る感覚はあまりありません。特にボーカルが前方定位しやすいのも本機の特徴でしょう。
前述した「音の厚みや太さ」これがA900Tiの最大の特徴でしょう。原音忠実性は勿論良いのですが、厚みや太さが伴う事により実体感を強く感じます。
分厚い音群が迫力と説得力を持って耳に届けられて来る…とでも云いましょうか。特に弦楽器の心地良さ、シンセサイザーの分厚い和音、ボーカルの肉感と艶っぽさを両立させた表現は思わず聞き入ってしまいます。
金管楽器はもうちょっと抜けの良さが欲しかった感じですが、迫力は充分。
外観は、チタンハウジングのヘアライン仕上げ…ですが普通につや消し仕上げの方が高級感が出るし、渋めになったような気がします。まぁ、見てるうちに慣れますが。
装着感は、今までの3Dウィングサポートが問題無ければ良好でしょう。
得意とするジャンルはオールジャンルで、ストレスや破綻を感じさせない鳴り方ですね。
音楽を本当に「楽しく」聴かせる事に特化した音作り。惜しらむべきは、やや高めの価格設定、1000台限定品と云う事。
オーテクは、今後のヘッドホン開発にA900Tiの技術をフィードバックさせてもらいたい物です。
※生産終了
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ATH-A900Ti
投稿者:女性ボーカル好きな一小市民 投稿日:2008.2.5
※生産終了
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