レビュー使用機器 NW−Z1070
現在所有している主なヘッドホン MS-PROi、SR-4040A、Signature DJ
好きな音楽 光田康典、神聖かまってちゃん、ハードロック、ゲーム、テクノ、ヒーリング などなど

圧力ある中低域と、適度に刺激のある高域がやや目立つが、音域バランスはフラットだと感じる。
低域は、量感こそ多くなく並み程度だが、低域〜中低域にかけ よく締まり、密度が濃く、中身の詰まった粘度のある塊がよく弾む感じで鳴り、音圧の高さも相まって存在感がある。
この存在感は開放型イヤホンでは味わえない。
中域は、モニター的。適度に明瞭でやや硬質。サ行の痛さなどはない。
艶っぽさはあまり感じない。そのまま鳴らすといった感じで、特別な演出はない。
高域は、硬く金属的な響きが伴う。
中高域〜高域の音色が目立つが、痛さや聞き疲れはないので、好きな人にはたまらないだろう。
高音の伸びは頭打ち感があり、特別よくはない。
分解能、解像度は非常に高く、一般的なカナル型ではトップクラス。
情報量もまずまずで、何を聞くにしても不満は出ない。
解像度でこれ以上となると、ER−4S、IE800(SENNHEISER)、カスタムぐらいしか思い浮かばない。
音場は狭く、耳の近くで鳴るが、分解能が高いので、ごちゃごちゃした感じはしないし、臨場感がある。
原音忠実性はなかなかよいが、中高域の音色にやや癖があるように感じる。
繊細な表現はあまり得意ではなく、テンション高くノリの良い音楽のほうが相性がよい。
響きはあっさり。音色は、中庸、やや硬質。篭もり感はほとんど感じない。
打ち込みとの相性が非常に良い。
逆に、しっとりしたバラードなんかは、もう少し低音、高音の主張が控えめで、繊細であってほしい、ヴォーカルに艶があってほしいなどという不満がでてくる。
1つ1つの音の線が太く、厚みがあり主張してくる。
音の実体感も強く、音色、性能、鳴り方など、トータルして、edition9(より聞きやすく落ち着いたバランスにチューニングされ直した)のカナルバージョンといった印象。
音盛れ皆無、遮音性も高い。周りの環境を気にすることなく音楽を楽しむことができる。
ホワイトノイズは、無音時にちょっと気になる程度。
37800円での購入だが、他のイヤホンと比較しても、コストパフォーマンスは悪くないと感じる。

8Nケーブルにリケーブル
音色が柔らかくなりヴォーカルに艶が出てくる。
音場がかなり広がり、ナチュラルな音色で、繊細な音楽によく合うようになる。
解像度が上がり、低音、高音の主張は影を潜め、大人しい落ち着いた鳴り方となる。
すっきり明瞭になり、レンジも拡がる。音の厚みは減少。
もともと高い完成度が更に上がり、完璧といっても過言ではないが、ノリの良い音楽、特に打ち込み系は、ノーマルのほうが相性良いように感じる。

Song’s Universe PROケーブルにリケーブル
8Nケーブルより更に解像度が上がる。
ノーマルより繊細な音楽への相性は良く、8Nよりノリ良い音楽への相性が良い。
音色は非常に明るく鮮やか。ノーマルと比べ、全音域での主張が上がり、情報量も非常に多い。
ポテンシャルの高さから、出力側の機器のレベルを上げたくなる。
欠点は、うるさく感じ、聞き疲れしてしまうことがあるとこ。
よくも悪くも銀線の特徴がよく出ているように感じる。

尚、耐久性はノーマルが1番、取り回しも好みにもよるが、ノーマルが1番良いように感じる。
※上記レビューは、個人的に一番音質が良いと感じた黄スポンジ使用によるもの。













戻る





SE535LTD 投稿者:かんた 投稿日:2013.1.12

TOP > 投稿レビュー > SE535LTD 投稿者:かんた