ポータブル再生環境 プレイヤー iPod nano 第三世代 (普段使い)、NW-E407G (主に出張、エージング用)
所有機種 ES7、SE530、MDR-EX90SL、ESW9、SHE9500、OR7 (婿入り先募集中)
過去所有機種 SE310、PX300C、DTX50、CM7Ti、PX200、CK5、FX77、FC7、F55
良く聴く曲は、70〜80年代のロック、小編成のジャズ、クラシック全般、和洋のポップスから、ゲームのサントラ、電波ソング、水木一郎、ささきいさおまで
苦手分野は、ヒップホップとラップ

音色 (※以下はiPod Nanoを使用し、静かな室内で聴いての評価です): 全体的にかなり元気な鳴らしっぷりですが、ドンシャリと云うには中音域に力があり過ぎる感じです。
高音域は、量感は充分ですが、本当に高いところはある程度丸められていて、ハイハットやシンバルが伸び切らない感があります。その分過度の刺激を感じることは無く、サ行の痛さも余り感じませン。
中音域は、カナル型としては圧倒的にクリアで鮮明だと思えますし、よほど低音域が強いソース以外、埋もれてしまうこともありませン。ピアノの弾力的な表現、アタック感は出色。
低音域は太く、存在感ある音を奏でます。SE310ほどではないですが若干固い鳴らし方で、バスドラの量感とスネアの切れ、ホルンやトロンボーンのふくよかさは魅力的ですが、ベースやチェロの余韻・心地よさの表現には不満を感じることもあります。
生楽器、電気楽器、打ち込み系のいずれをも過不足なく表現できますが、(特に低音域で) 弦楽器よりも管楽器や打楽器の方が得意な傾向ですね。ヴォーカルは、女声の艶に若干不満を持つ向きもあるかもしれませンが、ソースの良さを充分に引き出しています。

コレで聴きたいアーティスト・曲: 何でも結構楽しく聴けますが、ピアノの躍動感ある演奏が、ジャンルを問わず一番魅力的に聴けると思います。

装着感: SE310よりは、謳い文句の「装着していることを意識しない自然な装着感」に近づいていると感じます (ソフトフォームイヤパッド使用時) が、90分以上装着しているとやはり内耳が痛くなって来ます。

その他: 篭り感、音場の狭さと云ったカナル型共通の短所をかなり押さえ込んでいますが、オーバーヘッド型の高性能機と、屋内用の再生環境で比較試聴すると、やはりそれらが目立ちます。かと云って外出時のDAP専用とするには勿体無いしで、正直CPと用途がかなりビミョーです。
遮音性・音漏れ防止性能は良好と云って良いレベルですが、下位機種のSE310の方がこの点では優れています (あの大きさの本体に、BAドライバーが三つも入っていたンじゃ、そりゃハウジングの共振は抑え切れませンわナ) 。
ケーブルは固くくせが付き易いものの割りと頑丈な作りで、某機種 (-“-メ)のように、ただ歩いているだけで断線するようなことはないでしょう。長さが中途半端な点はマイナス。













戻る





SE530 投稿者:謎の東洋産驢馬EX 投稿日:2008.1.27

TOP > 投稿レビュー > SE530 投稿者:謎の東洋産驢馬EX