第7回 もっと評価されてもいいと思うメーカー

 前回に続いて個人的好みの話で申し訳ありませんが、今回はタイトルどおり、世間一般の評価はいまいちだけど、もっと評価されてもいいのにと思うメーカーを応援します。


・Pioneer
 国内メーカーの中では、どうしてもトップ2のSONYとaudio-technicaに遅れを取っている感があります。DJ用ヘッドホンの分野ではSONY、Technics(Panasonic)と並んでトップ3と言われているようですが・・・
 所謂高級ヘッドホンと言われる価格帯のものは出していませんが、1万円台のヘッドホンを買おうと思っているならいくつも候補があります。
 また、SONYにしろaudio-technicaにしろ癖があるので、どちらも馴染まないという人にはPioneerはかなりおすすめできます。メーカーの癖と言うよりも、ヘッドホンごとの癖の方が強く、ある意味かなりの技術力を持ったメーカーだと思います。
 現時点で私が所有しているPioneerの1万円台の機種はSE-MONITOR 10RとSE-A1000ですが、どちらもなかなか良い機種だと思います。SE-MONITOR 10Rは切れが良く、SE-A1000は逆に良く響き温かみとある種の透明感があります。

・ULTRASONE
 edition7で一躍高い評価を得たドイツのメーカーです。が、どうも電磁波低減や前方定位等の宣伝文句が先行しているように感じます。
 断言しますが、このメーカーのヘッドホンは、電磁波低減や前方定位を抜きに、純粋な音質で勝負できます。
 音の傾向としては、温かみや艶っぽさよりはノリの良さや切れを重視した傾向にあります。もちろん、上位機種はそれなりに水気があり、繊細さも十分あります。
 欠点としてはコードが安っぽく、癖が付きやすい上タッチノイズが大きいことです。全体的なデザインや作りも良くはありません。個人的にはロゴを何とかして欲しいものです。
 10万円以下でedition7の下位機種を出して欲しいと願っているのは私だけではないでしょう。PROline750ではちょっと力不足かなという印象なので。


 と、言うわけでPioneerとULTRASONEをプッシュさせて頂きました。もちろん、今回の話は話半分で聴いてください。私の個人的意見です。少なくとも、ヘッドホンに詳しい人を除いた世間一般ではPioneerとULTRASONEが実力のわりには評価されていない気がしたので、この2社を選んだだけで、特別贔屓しているわけではありません。







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